建通新聞社
2018/02/21
【大阪】立地企業 6割がさらなる設備投資に意欲
大阪府は、2017年度の企業立地促進補助金に係るアンケート調査の結果を明らかにした。回答した企業の約6割に当たる70社が、今後5年以内にさらなる設備投資などの投資計画があると回答した。
府では、企業立地補助金を交付した事業者の立地要因や売り上げ、雇用状況などを把握するため、アンケート調査を実施している。今回の調査対象となったのは、16年度末までに補助金の交付を決定した199社。
今後(5年程度)の投資計画では、回答した116社のうち、35社(30・2%)が「具体的な投資計画がある」、35社(〃)が「時期は未定だが投資予定がある」と答え、約6割の事業者が高い投資意欲を持っていることが分かった。
投資計画の具体的な内容としては、「機械設備などの充実」が56社でトップ、「工場・研究所の新設、増改築」が20社、「物流施設(倉庫)の新設、増改築」が10社、その他が3社と続いた。
この他、今後1年の業況見通しでは、116社のうち57社(49・1%)が「横ばい」、38社(32・8%)が「上昇」と答えた。
17年度の企業立地促進補助金に関しては、交付先として▽マルエス化成工業(岸和田市・プラスチック射出成形品製造工場建設)▽サンレー冷熱(枚方市・大型環境装置等組立工場建設)▽藤崎エンジニアリング(岸和田市・鉄製、ステンレス製タンク製造工場建設)▽山アTECH(島本町・磁性粉末冶金金型、プラスチック射出成形金型等製造工場建設)▽三水化学(八尾市・熱処理冶具製造工場建設)▽ウェルフィ・ローマン(堺市堺区・本社工場改修)―の6社が決定している。