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福島建設工業新聞社
2018/02/21

【福島】こころの医療Cプロポ/3月16日まで参加表明提出

 県病院局は、仮称・こころの医療センター(矢吹病院)整備事業基本・実施設計業務の公募型プロポーザル手続きを開始した。
 参加形態は単体か3者以内の設計共同体で、単体と設計共同体の代表構成員は過去15年以内に病床50床以上か、精神病床20床以上の新・増改築実績がある1級建築士事務所の要件が付く。
 3月16日午後5時までに病院局病院経営課に参加表明書を提出。3月26日〜4月26日に技術提案書を提出する。いずれも期間内必着。1次審査を5月下旬に行い5者程度を選定。6月上旬の2次審査(公開ヒアリング)で最優秀、次点を決め同中旬に結果を公表する。今月28日午後1時半から同病院で開く現地説明会の参加申し込みを26日まで受け付けている。
 提案課題は@周辺環境に調和し、明るく地域に開かれた病院の在り方A先進的精神医療の提供や医療ニーズの変化に柔軟に対応できる病院の在り方B複雑な現位置建て替え工事を円滑・確実に進めるための考え方Cライフサイクルコストの低減や工期短縮を実現する施設整備の在り方Dその他特に重要と考える施設計画の提案。
 審査委員は中山茂樹千葉大学大学院工学研究科教授、竹宮健司首都大学東京都市環境学部建築都市コース教授、石井敏東北工業大学工学部建築学科教授、矢部博興県立医科大学医学部神経精神医学講座教授と県の丹羽真一保健福祉部保健医療推進監、横山昇矢吹病院長、五十嵐誠一病院局次長、大竹健義営繕課長。
 16日発表した同病院基本計画によると、全国有数の実力を備えた公立病院を目指しており、先進的な精神科医療を提供する。震災ストレスに対応し、地域生活支援や精神科救急医療の強化を取り組み方針としている。
 敷地は現病院の3万5728平方bと、県道側借地(民地)1万131平方b、更生寮跡地2万343平方bを加えた計6万6202平方b。更生寮跡地には構造物建築は行わず、地域住民が利用できる緑地を検討するほか、西側にある三十三観音史跡公園へのアクセス向上のため構内道路整備も検討する。