赤磐市は16日、過去最大規模となる一般会計209億4694万円の2018年度当初予算案を公表した。17年度当初は骨格予算だったため肉付け後と比べると18億3370万円(9・6%)増となる。このうち投資的経費は普通建設事業費26億4077万円で、同じく17年度肉付け後予算と比べ10億9519万円(70・9%)の大幅増になる。これは、全国規模のスポーツ大会などに対応できる施設に改修する熊山運動公園整備事業や小学校上学年普通教室と中学校普通教室・音楽室を対象とした学校施設空調設備事業などの大型事業が要因となっている。この他特別会計は134億8253万円(前年度肉付け後比8・4%減)、公営事業会計は15億0928万円(7・9%増)。議会会期は22日から3月20日の予定。
今回の当初予算案は、「人“いきいき”まち“きらり”活力ある、住みよい、住みたい、赤磐市」の実現のため、@経済・産業に活力があり、ひとが集まるまちを創るA安心して子育てができ、次代を担うひとが育つまちを創るB多彩な人材の活躍により、地域が活性化しているまちを創る、を重点戦略として位置付けている。
主な建設関連事業は、新規事業でコミュニティFM整備事業に1億0560万円、吉井高齢者生活福祉ホームつつじ荘屋根改修事業に2291万円の他、継続事業で熊山運動公園整備事業に4億3097万円、学校施設空調設備整備事業に2億5350万円、山陽桜が丘清掃センターと赤坂環境センターの旧廃棄物処理施設解体事業に5億5384万円、複合型介護福祉施設整備事業に5億2020万円、就農等支援センター整備事業に1億2940万円、熊山駅前周辺整備事業に5828万円、岩田長尾線道路改良事業に1億2000万円などを盛り込んでいる。また、国民健康保険特別会計で佐伯北診療所改修事業に2726万円、水道事業会計で配水管の更新を行う生活基盤施設耐震化等交付金事業に1億0500万円などを計上している。
「提供:建通新聞社」