一般会計総額は前年度当初比0・8%増の4368億4700万円 投資的経費は同比0・1%減の763億6557万円 佐賀県は15日、2018年度当初予算案を発表した。一般会計総額は前年度当初比0・8%増の4368億4700万円で、このうち投資的経費は同比0・1%減の763億6557万円となる。主な事業として、SAGAサンライズパーク(仮称)整備、九州佐賀国際空港拡張などに予算を計上している。2月22日開会の定例県議会に提案する。
一般会計における投資的経費の内訳は普通建設事業費が前年度当初比0・8%減の689億3179万円、災害復旧費が同比6・0%減の4億8185万円、国直轄事業負担金が同比7・5%増の69億5193万円。普通建設事業費については補助事業が同比2・7%減の350億7256万円、単独事業が同比1・3%増の338億5922万円となる。
SAGAサンライズパーク(仮称)整備事業は、23年開催の国民体育大会・全国障害者スポーツ大会を見据え、「さが躍動」の象徴的エリアとして県総合運動場(佐賀市日の出2丁目)を整備するもの。18年度事業費として10億7172万円を計上しており、SAGAアリーナ(仮称)や水泳場、陸上競技場などの設計業務に3億6714万円、庭球場改修やボクシング・フェンシング場新築の工事費に6億0056万円を充てる。
このうち、総合運動場ボクシング・フェンシング場改築事業については18―19年度の2カ年継続費3億6200万円(18年度1億0436万円、19年度2億5763万円)を設定している。
九州佐賀国際空港拡張事業では駐機場拡張や既存ビルの改修、ビル東側の増築(3階建て)、ビル西側の増築(国際線ビル北側1階部分)、レンタカーエリア整備を実施する。事業期間は20年度までで、18年度事業費として15億3438万円を計上。これに加え、19―20年度の債務負担行為(2カ年限度額38億円)を設定する。
このほか、国土交通省が整備する城原川ダム事業について、18年度から建設工事に向けた詳細な調査設計(建設段階)に入る見通しであることから、同事業費9972万円(国事業費は5億3000万円)を計上している。