建通新聞社
2018/02/20
【大阪】神戸市 2018年度当初予算案
神戸市は、都心・三宮地区再開発やウオーターフロント地区中突堤・新港突堤西地区再開発関連事業費、浸水対策雨水幹線整備費などを盛り込んだ総額1兆7565億9600万円、対前年度当初比2・9%減の2018年度当初予算案を明らかにした。一般会計のうち投資的経費は639億3400万円で同5・0%増となった。
主な事業では、都心・三宮地区再整備で、新バスターミナル建設関連費や新中央区総合庁舎(市役所3号館建て替え)基本設計費など3億6300万円を盛り込んだ。ウオーターフロント地区では、中突堤・新港突堤西地区において、ポートタワー、海洋博物館、中突堤中央ビルのリニューアルや再開発事業準備、管理運営民間活力導入などに80億7850万円を確保。区役所建設では、新西区庁舎基本設計、新兵庫区庁舎建設などに33億7682万円を投入する。
この他、建築関係では、ラグビーワールドカップに向けて御崎公園球技場機能向上に10億8931万円を充て、客席やグラウンド改修を実施。総合児童センター移転・機能拡充には3億3428万円を確保した。
土木関係では、浸水対策として雨水幹線整備などに21億5636万円、陸閘、胸壁改良、水門遠隔操作化など津波対策に13億7230万円、道の駅淡河駐車場拡充などに1億0541万円、神戸三田線、神戸西バイパス、国道175号など幹線道路整備に24億4636万円などを充てる。
神戸港関係では、高規格コンテナターミナル整備など国際コンテナ戦略港湾推進に38億2233万円を盛り込んだ。
予算案の内訳は、一般会計が7784億9000万円で対前年度当初比0・4%減、特別会計が6604億2400万円で同6・7%減、企業会計が3176億8200万円で同1・0%減。