お知らせ
地方ニュース
建通新聞社（神奈川）
2018/02/20
【神奈川】横浜市 来年度の建設関係債務負担行為
横浜市が２０１８年度当初予算で新たに設定する建設関係債務負担行為の全体像が明らかになった。新市庁舎の中層部内部整備や特殊設備、港南公会堂・港南土木事務所の新築、保土ケ谷消防署の移転新築、末吉橋の架け替えで複数年にわたる工事をスタートさせるため、11億～45億円の限度額を定めて後年度支出を担保する。小中学校新増改築工事は日吉台小学校第二方面校や市場小学校けやき分校などの工事着手に備え、限度額を前年度（24億円）の３・７倍に当たる89億円とした。例年設定する道路修繕工事、下水道整備工事、市営地下鉄営業区間施設改良工事の限度額も前年度に比べ４～20％増となっている。
新市庁舎（中区本町）の中層部内部整備工事に伴う債務負担行為（19年度）の限度額は36億円で、３～８階に置く議会機能の内装などが対象。また、特殊設備工事の債務負担行為（19～20年度）は▽マルチサイン▽映像・音響▽防犯・入退―などで限度額45億円としている。
いずれもの工事も施工中の本体から切り分けて18年度に発注する。中層部内部整備に関しては建築２件、電気２件、空調と衛生で各１件の合計６件を予定している。
港南公会堂・港南土木事務所新築工事の債務負担行為（19～20年度）は限度額44億円。港南区総合庁舎（港南区港南中央通）を改築する形で、延べ床面積５６９２平方㍍の施設を建設する。建築工事を第３回市会定例会付議予定案件として発注する予定でいる。
保土ケ谷消防署移転新築工事の債務負担行為（19年度）は限度額11億円。保土ケ谷区神戸町の市有地に延べ床面積約２６５０平方㍍の規模で消防棟などを建設する計画で、建築工事を第２回市会定例会付議予定案件として発注する構え。
末吉橋架け替え工事の債務負担行為（19～28年度）は限度額45億円。鶴見区上末吉～川崎市幸区小倉に架かる現橋（橋長約１０７㍍）の直下流へ仮橋を設け、現橋とほぼ同じ橋長の３径間連続プレビーム合成桁に架け替える。総工費約60億円を見込む。
工程のうち仮橋製作・設置から現橋撤去、新橋の下部工に至るプロセスを一体の工事とし、第３回市会定例会への契約案付議に向けて入札手続きを進める方針だ。
小中学校新増改築工事の債務負担行為（19年度）の限度額上昇は▽日吉台小学校第二方面校新築（港北区箕輪町、延べ床面積約９６００平方㍍）▽市場小学校けやき分校新築（鶴見区元宮、延べ床面積７６４８平方㍍）▽矢向中学校増築（鶴見区矢向、延べ床面積３３４１平方㍍）▽山内小学校一部建て替え（青葉区新石川、延べ床面積約２３００平方㍍）―の着工が要因。このうち日吉台小第二方面校は第２回市会定例会、市場小けやき分校は第３回市会定例会にそれぞれ建築工事の契約案を付議する方向で発注する見通し。
債務負担行為を例年設定する工事の限度額は道路修繕が12億円（19年度、前年度比20％増）、下水道整備が２６０億円（19～20年度、４％増）、市営地下鉄営業区間施設改良が１８７億円（19～23年度、18・４％増）。水道施設整備は限度額１３４億８８００万円（19～22年度、０・７％減）でほぼ前年度並みだ。
また、工業用水道施設整備で限度額15億８１００万円の債務負担行為（19～20年度）を設定し、更新工事の18年度発注に備える。
18年度当初予算で新たに設定する建設関係債務負担行為は次の通り。
【一般会計】
▽男女共同参画センター横浜南ＥＳＣＯ事業委託（19～21年度）＝７００万円▽新市庁舎中層部内部整備工事（19年度）＝36億円▽新市庁舎特殊設備工事（19～20年度）＝45億円▽新市庁舎ネットワーク整備業務委託（19～20年度）＝11億円▽港南公会堂及び港南土木事務所新築工事（19～20年度）＝44億円
▽上郷・森の家改修及び施設維持管理等ＰＦＩ（19～34年度）＝21億円▽領家地域ケアプラザ整備工事（19年度）＝１億７０００万円▽ウィリング横浜用途廃止部分再整備及び障害者スポーツ・文化活動南部方面拠点整備工事（19年度）＝５億８０００万円▽公園施設修繕工事（19年度）＝８３００万円▽公共建築物長寿命化対策修繕業務等委託（19年度）＝４億円
▽東高島駅北地区埋立工事に関する協定等の締結（19～23年度）＝15億円▽道路修繕工事（19年度）＝12億円▽末吉橋架替工事（19～28年度）＝45億円▽大岡川横断人道橋上部工事（19～20年度）＝12億円▽河川・水路等修繕工事（19年度）＝７８００万円▽河川整備工事（19年度）＝２億７０００万円
▽臨港道路修繕業務委託等（19年度）＝７８００万円▽港湾施設修繕工事（19年度）＝７２００万円▽保土ケ谷消防署移転新築工事（19年度）＝11億円▽小中学校新増改築工事（19年度）＝89億円▽学校施設改修業務委託（19年度）＝10億円
【中央卸売市場費会計】
▽中央卸売市場本場特別高圧設備更新業務委託（19年度）＝５億６０００万円
【下水道事業会計】
▽下水道管渠修繕工事（19年度）＝２億３０００万円▽下水道整備工事（19～20年度）＝２６０億円
【水道事業会計】
▽水道施設整備工事（19～22年度）＝１３４億８８００万円▽水道施設管理マッピングシステム開発及び保守・運用業務委託（19～29年度）＝44億６８００万円
【工業用水道事業会計】
▽工業用水道施設整備工事（19～20年度）＝15億８１００万円
【自動車事業会計】
▽設備改良工事（19～20年度）＝25億９１００万円
【高速鉄道事業会計】
▽営業区間施設改良工事（19～23年度）＝１８７億円
提供：建通新聞社
新市庁舎（中区本町）の中層部内部整備工事に伴う債務負担行為（19年度）の限度額は36億円で、３～８階に置く議会機能の内装などが対象。また、特殊設備工事の債務負担行為（19～20年度）は▽マルチサイン▽映像・音響▽防犯・入退―などで限度額45億円としている。
いずれもの工事も施工中の本体から切り分けて18年度に発注する。中層部内部整備に関しては建築２件、電気２件、空調と衛生で各１件の合計６件を予定している。
港南公会堂・港南土木事務所新築工事の債務負担行為（19～20年度）は限度額44億円。港南区総合庁舎（港南区港南中央通）を改築する形で、延べ床面積５６９２平方㍍の施設を建設する。建築工事を第３回市会定例会付議予定案件として発注する予定でいる。
保土ケ谷消防署移転新築工事の債務負担行為（19年度）は限度額11億円。保土ケ谷区神戸町の市有地に延べ床面積約２６５０平方㍍の規模で消防棟などを建設する計画で、建築工事を第２回市会定例会付議予定案件として発注する構え。
末吉橋架け替え工事の債務負担行為（19～28年度）は限度額45億円。鶴見区上末吉～川崎市幸区小倉に架かる現橋（橋長約１０７㍍）の直下流へ仮橋を設け、現橋とほぼ同じ橋長の３径間連続プレビーム合成桁に架け替える。総工費約60億円を見込む。
工程のうち仮橋製作・設置から現橋撤去、新橋の下部工に至るプロセスを一体の工事とし、第３回市会定例会への契約案付議に向けて入札手続きを進める方針だ。
小中学校新増改築工事の債務負担行為（19年度）の限度額上昇は▽日吉台小学校第二方面校新築（港北区箕輪町、延べ床面積約９６００平方㍍）▽市場小学校けやき分校新築（鶴見区元宮、延べ床面積７６４８平方㍍）▽矢向中学校増築（鶴見区矢向、延べ床面積３３４１平方㍍）▽山内小学校一部建て替え（青葉区新石川、延べ床面積約２３００平方㍍）―の着工が要因。このうち日吉台小第二方面校は第２回市会定例会、市場小けやき分校は第３回市会定例会にそれぞれ建築工事の契約案を付議する方向で発注する見通し。
債務負担行為を例年設定する工事の限度額は道路修繕が12億円（19年度、前年度比20％増）、下水道整備が２６０億円（19～20年度、４％増）、市営地下鉄営業区間施設改良が１８７億円（19～23年度、18・４％増）。水道施設整備は限度額１３４億８８００万円（19～22年度、０・７％減）でほぼ前年度並みだ。
また、工業用水道施設整備で限度額15億８１００万円の債務負担行為（19～20年度）を設定し、更新工事の18年度発注に備える。
18年度当初予算で新たに設定する建設関係債務負担行為は次の通り。
【一般会計】
▽男女共同参画センター横浜南ＥＳＣＯ事業委託（19～21年度）＝７００万円▽新市庁舎中層部内部整備工事（19年度）＝36億円▽新市庁舎特殊設備工事（19～20年度）＝45億円▽新市庁舎ネットワーク整備業務委託（19～20年度）＝11億円▽港南公会堂及び港南土木事務所新築工事（19～20年度）＝44億円
▽上郷・森の家改修及び施設維持管理等ＰＦＩ（19～34年度）＝21億円▽領家地域ケアプラザ整備工事（19年度）＝１億７０００万円▽ウィリング横浜用途廃止部分再整備及び障害者スポーツ・文化活動南部方面拠点整備工事（19年度）＝５億８０００万円▽公園施設修繕工事（19年度）＝８３００万円▽公共建築物長寿命化対策修繕業務等委託（19年度）＝４億円
▽東高島駅北地区埋立工事に関する協定等の締結（19～23年度）＝15億円▽道路修繕工事（19年度）＝12億円▽末吉橋架替工事（19～28年度）＝45億円▽大岡川横断人道橋上部工事（19～20年度）＝12億円▽河川・水路等修繕工事（19年度）＝７８００万円▽河川整備工事（19年度）＝２億７０００万円
▽臨港道路修繕業務委託等（19年度）＝７８００万円▽港湾施設修繕工事（19年度）＝７２００万円▽保土ケ谷消防署移転新築工事（19年度）＝11億円▽小中学校新増改築工事（19年度）＝89億円▽学校施設改修業務委託（19年度）＝10億円
【中央卸売市場費会計】
▽中央卸売市場本場特別高圧設備更新業務委託（19年度）＝５億６０００万円
【下水道事業会計】
▽下水道管渠修繕工事（19年度）＝２億３０００万円▽下水道整備工事（19～20年度）＝２６０億円
【水道事業会計】
▽水道施設整備工事（19～22年度）＝１３４億８８００万円▽水道施設管理マッピングシステム開発及び保守・運用業務委託（19～29年度）＝44億６８００万円
【工業用水道事業会計】
▽工業用水道施設整備工事（19～20年度）＝15億８１００万円
【自動車事業会計】
▽設備改良工事（19～20年度）＝25億９１００万円
【高速鉄道事業会計】
▽営業区間施設改良工事（19～23年度）＝１８７億円
提供：建通新聞社
