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大阪府は、２０１８年度当初予算案を発表した。なにわ筋線の整備費として、整備主体である関西高速鉄道への出資金を新規計上した他、（仮称）中堺警察署など３庁舎の新築に向けた実施設計費を盛り込んだ。また、大阪モノレール延伸事業では、基本・詳細設計などを実施する。この他、（仮称）福祉関連情報発信・コミュニケーション支援拠点の整備に向け、実施設計と新築工事に着手する。
　なにわ筋線は、うめきた２期事業で建設中の新駅（仮称）「北梅田駅」〜ＪＲ難波駅付近までの約７�`を地下トンネルで結ぶ計画。18年度当初予算案には、関西高速鉄道への出資金として５０５０万円を新規計上。測量・調査・概略設計などに着手する。19年度に詳細設計に着手する他、都市計画決定と工事施工認可取得を見込む。その後、20年度以降に工事着手し、31年度の開業を目指す。
　中堺警察署の新設では、実施設計費など７３３６万円を計上。18年度に実施設計を進め、19〜21年度に施工する予定だ。規模は鉄骨鉄筋コンクリート造または鉄筋コンクリート造延べ６１８６平方�b。付属施設は駐輪場、車庫など。敷地面積は３２８１平方�b。建設地は堺市中区深井沢町。基本・実施設計は松田平田設計大阪事務所（大阪市西区）が担当。
　警察署庁舎関連では他に、東住吉警察署建て替え整備費（実施設計など）で２億５３８７万円、守口警察署移転改築整備費（〃）で８３８４万円を計上している。
　大阪モノレールの延伸事業では、基本・詳細設計などの費用として３億７４００万円を計上。18年度に都市計画決定、軌道法特許取得、19年度に都市計画事業認可と工事施工認可を受けた上で、用地買収と工事をスタートさせる計画だ。延伸事業の区間は門真市駅〜近鉄奈良線（東大阪市瓜生堂付近）との接続部の延長約９�`。
　当初予算案総額は５兆４７４４億円で、前年度当初比38・８％の増。会計別の内訳は、一般会計２兆５５４３億円、特別会計２兆９２０１億円。一般会計の建設事業費は１７２５億円で、前年度当初比０・９％（16億円）増。