静岡市は、2018年度当初予算案を発表した。予算総額は6280億6920万円で前年度比0・2%減となったが、一般会計は前年度比0・2%増、過去最大の3122億円となっている。静岡都心での歴史文化の拠点づくり、清水都心での海洋文化の拠点づくり、草薙・東静岡副都心での教育文化の拠点づくり―などの5大構想に注力する。
第3次総合計画前期実施計画の最終年度となり、前期計画の総仕上げと後期計画への橋渡し、アセットマネジメントアクションプランの着実な推進、第3次行財政改革前期実施計画の確実な推進などを念頭に置いた予算編成となっている。
こども園・保育所関連の扶助費によって一般会計は過去最大となったものの、投資的経費は前年度比6・0%減、約27億円減の416億5442万円。これは、街区公園事業や清水ストックヤード建設事業が増加したものの、新インターチェンジ整備事業、安倍川駅周辺整備事業などの大型事業が一段落することが要因。
企業会計では、病院事業会計に147億6000万円(前年度比0・4%増)、水道事業会計に189億1800万円(前年度比13・2%増)、下水道事業会計に435億7700万円(前年度比1・5%減)を計上している。
提供:建通新聞社
(2018/2/19)
建通新聞社 静岡支社