岡山市は16日、2018年度当初予算案を発表した。スタートダッシュ予算として、16年度に策定した第六次総合計画の目標実現に向け、市固有の強みや特性を生かしながら、まちづくり、産業・観光などの現状の課題に全力で取り組むことで、都市の魅力と活力を高め、愛着と誇りの持てるまちづくりにつながる施策に重点を置いて編成。一般会計は、3172億円と2年連続で3000億円を超え過去最高(対前年度比28億円、0・9%増)、特別会計、事業会計を合わせた予算総額は対前年度比132億円、2・3%減の5675億円。一般会計のうち、普通建設事業費は、認定こども園・私立保育園整備費、市街地再開発事業費の増加により、対前年度比6億円、1・7%増の377億5000万円となった。21日開会の2月定例市議会に上程する。会期は3月16日まで。
新規の施策・事業は、路面電車のネットワーク化検討事業に1000万円を計上、新しい文化芸術施設の整備を控え、中心市街地のさらなる移動の円滑化を図るため、ネットワーク化に向けたあり方を検討する。また、本庁舎整備事業に1400万円を計上、基本構想を策定する。
「提供:建通新聞社」