松山市は9日、1783億円に上る2018年度一般会計当初予算案を発表した。対前年同期より19億円減で1・1%減少した。うち普通建設事業費は120億9747万円となり、同20億2835万円減、14・4%減少した。上下水道関係の企業会計では、水道会計に167億0790万円(対前年度比5・1%増)、簡易水道会計が4億7780万円(同9・4%減)、工業用水道会計が18億3700万円(77・2%増)、公共下水道会計が295億2510万円(3・7%減)となっている。2月16日から3月19日の日程で開かれる3月定例市議会に諮られる。
主な建設事業は、安全・安心対策では消防団ポンプ蔵置所の耐震化に8770万円、防犯灯の新規設置やLED化の助成に3100万円、木造住宅の耐震診断支援に1503万円、同じく耐震改修補助に2億3954万円、大規模建物の耐震改修補助に3億2592万円、上水道の配水支管耐震化に16億6910万円、救護所24カ所への給水ルート耐震化に2億2404万円、容量3000立方b以上の配水池耐震化に1億5890万円、基幹管路の耐震化に29億0125万円、東中島地区の主要配水管更新・耐震化に1200万円、工業用水管の耐震化に8億2043万円、小中学校への応急給水拠点整備に6420万円、興居島小学校への応急給水栓など整備に969万円。下水道施設の耐震化に4億9980万円、山西地区の浸水対策実施設計に2808万円、和泉・古川地区の雨水管渠など整備に5645万円、北条地区の浸水対策に1億3222万円、その他地区の浸水対策に2億3128万円、下水排水路など整備に2億6000万円、がけ崩れ防災対策に7007万円。
産業・交流関係では、8路線の道路整備や電線類地中化、歩道整備に2億56601万円、松山外環状線など街路・幹線道路整備に2億9106万円、13漁港の機能保全工に6810万円、24漁港の堤防などの老朽化対策に4200万円、神ノ浦漁港の整備に1億7036万円、堀江港の補修・改修に8083万円。道後温泉地区の景観整備に1億0108万円、道後の源泉井戸や分湯場の改修に6947万円、土地改良事業に2億3863万円、林道整備に3754万円。
環境・都市関係では、奥久谷地区と北谷地区の共同給水施設整備補助に8225万円、都市公園の老朽遊具など整備に4640万円、生活道路の整備に4億3196万円、舗装補修に2億0220万円、橋梁補修に1億1000万円、道路施設補修に6500万円。松山駅周辺整備事業に21億0334万円、狭隘(きょうあい)道路拡幅に2442万円。合併浄化槽設置補助に1億1481万円。老朽化した清掃事務所大規模改修などに3億7169万円。公共下水道の管渠整備に27億8458万円、管渠や処理場、ポンプ場の長寿命化事業に18億5408万円、下水道施設のストックマネジメントシステム構築に4030万円、西部浄化センター設備改築に2億2022万円。
教育・文化関係では、中央公園の施設や設備などの改修に4億6419万円、幼・小・中学校の防災行政無線受信システム整備に3313万円、小・中・幼への防犯カメラ設置に512万円、公民館や幼・小・中学校の長寿命化計画策定に1035万円、新垣生学校給食共同調理場整備の設計に3200万円。道後温泉本館の修理事業に2億4991万円とともに24年度までの債務負担行為として23億9420万円(限度額)の予算措置を行う。
健康・福祉関係では児童クラブ室施設整備に7707万円。
提供:建通新聞社