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　徳島県は、14カ月予算として編成した２０１８年度当初予算案（プラス17年度２月補正予算案）に、総額５５２億円の国土強靱（きょうじん）化地域計画関連事業費を盛り込んだ。命の道の整備や橋梁耐震化など防災・減災対策に94億９１００万円、浸水被害の軽減を図る河川・海岸の整備に67億８１００万円、砂防堰堤など土砂災害対策の推進に31億７２００万円などを確保。あらゆる「大規模自然災害」を迎え撃つ「強靱な県土」づくりを目指す考えだ。
　事業費の内訳は18年度当初予算額４７８億円、17年度２月補正額74億円。�@全ての人命を守る対策の推進�A迅速な救助・救急対策の推進�B行政機能の確保対策の推進�C情報通信機能の確保対策の推進�D経済活動の機能不全防止対策の推進�Eライフライン、交通ネットワーク等の確保�F二次災害対策の推進�G迅速な再建・回復の支援−の計８項目の事業推進を図ることにしている。
　内訳は次の通り（▼は新規）。
�@全ての人命を守る対策の推進
　▽進化する「とくしまゼロ作戦」緊急対策事業−１億６６００万円
　▼住まい・建物耐震化総合支援事業−３億６８００万円
　▽高校施設耐震診断・改修事業−５億０３００万円
　▼女性・若者消防団員等加入促進パワーアップ事業−５００万円
　▼深化する南部防災減災地域力強化事業−７００万円
　▼津波避難シミュレーション活用事業−３００万円
　▼津波避難に関する実証事業−５００万円
　▽広域ＢＣＰ連携推進事業−１００万円
　▽河川、海岸、港湾、漁港の地震・津波対策−８億５７００万円
　▽浸水被害の軽減を図る河川・海岸の整備（17年度２月補正案含む）−67億８１００万円
　▽優先度の高い地域における砂防堰堤など土砂災害対策の推進（17年度２月補正案含む）−31億７２００万円
　▽河川安全・安心協働モデル事業−４０００万円
　▽県立病院改築等事業−４２００万円
　▽とくしま強靱化推進資金（市町村振興資金貸付金）−11億円
�A迅速な救助・救急対策の推進
　▽西部健康防災公園整備事業−２億９０００万円
　▼西部健康防災公園オープン記念事業−１４００万円
　▽災害救助犬等育成プロジェクト推進事業−８００万円
　▽医療施設スプリンクラー等整備事業−５億円
　▽災害時薬務担当者体制整備事業−１００万円
　▽高齢者福祉施設等防災減災促進事業−９０００万円
�B行政機能の確保対策の推進
　▽万代庁舎等予防改良型維持管理事業−３億２９００万円
　▽警察施設防災機能強化事業−２億８９００万円
�C情報通信機能の確保対策の推進
　▽防災拠点情報ネットワーク災害対策強化事業−１億１９００万円
　▽新とくしま無料Ｗｉ−Ｆｉエリア拡大整備事業−１０００万円
�D経済活動の機能不全防止対策の推進
　▽とくしまＢＣＰ策定支援事業−１００万円
　▽農業版ＢＣＰ実践力向上モデル事業−１００万円
　▽広域漁港整備事業−１億３５００万円
　▽水産物供給基盤機能保全事業−４億４６００万円
　▽農地海岸施設等地震対策推進事業−５００万円
�Eライフライン、交通ネットワーク等の確保
　▽徳島県水道ビジョン策定事業−１０００万円
　▽命の道の整備や橋梁耐震化など防災・減災対策（17年度２月補正案含む）−94億９１００万円
　▼吉野川北岸工業用水道浄水場バックアップセンター整備事業−１４００万円
�F二次災害対策の推進
　▽老朽ため池等整備事業（17年度２月補正案含む）−３億９６００万円
　▽信号機電源付加装置の整備−１０００万円
　▽震災対策農業水利施設整備事業−３億０２００万円
�G迅速な再建・回復の支援
　▽地籍調査事業−10億円
　▽公共施設最適化促進事業−３０００万円

提供：建通新聞社