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日刊建設タイムズ社
2018/02/15

【千葉】千都建築設計を特定/県営繕課/社会福祉センター整備事業/基本設計の指名プロポで

 県県土整備部営繕課は、県社会福祉センター整備事業に伴い指名型プロポーザルを実施していた「県社会福祉センター建築工事基本設計」の最優秀提案者に千都建築設計事務所(千葉市美浜区真砂3―1―2)を特定した。5者に提案書の提出を要請し、全社が提出した。設計条件による履行期限は本年12月14日まで。委託費は県の本年度6月補正予算で3400万円の債務負担行為を設定した。
 同事業は、老朽化し耐震性能が不十分な県社会福祉センターについて、社会福祉活動の推進や災害時のボランティア活動の拠点としての機能を強化するため、県が主体となって再整備を実施する。
 新センターの建設予定地は、現センターに近接する千葉市中央区千葉港4―5地先で、旧女性サポートセンター一時保護所跡地。敷地面積は2646u。建物規模は5階または6階建て延べ5400u以内。
 建設予定地は、現センターから約50m、千葉都市モノレール市役所前駅から徒歩5分の場所にある。敷地内にある既存建物を取り壊し、その跡地に整備する。既存建物の規模はRC造3階建て延べ1139・4uと木造平屋建て50・85uの2棟。県の新年度予算では解体工事の設計費を措置している。
 新センターは、福祉関係団体の拠点としての機能のほか、新たに@県民の地域福祉活動促進の拠点A福祉人材養成・確保の拠点B災害の福祉的支援の拠点としての機能を加える計画。
 これにより、県内社会福祉事業の促進及び社会福祉事業に対する県民の理解と参加の促進を図るとともに、大規模災害時における福祉的支援の拠点として施設機能を拡充する。
 事業スケジュールは、2017〜18年度の2か年で基本設計、19年度で実施設計を行い、20年度に着工。22年度までの3か年で建設し、22年度内の供用開始を目指す。
 県の新年度予算案には▽基本設計▽地質調査▽土壌調査▽旧女性サポートセンター一時保護所解体工事設計に総額4460万円を計上している。
 現在の社会福祉センター(千葉市中央区千葉港4―3)は1974年1月29日の竣工。建築後43年を経過し、施設の老朽化が進むほか、耐震診断のIs値が0・37で耐震性が不足している。
 現センターの敷地面積は1178u。建物規模はSRC造5階(塔屋2階)建て延べ3789・54u。施設内には社会福祉7団体、高齢者福祉4団体、障害者福祉4団体、その他1団体の合計16団体が入居している。施設は県社会福祉協議会と県が共同で所有。なお、新施設は県の単独所有となる。k_times_comをフォローしましょう
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