倉敷市は9日、一般会計1844億7492万円の2018年度当初予算案を公表した。17年度当初と比べると92億3113万円増、率にして5・3%増となる過去最大規模の予算となっている。
このうち、投資的経費は、普通建設事業費205億6510万円で17年度当初より69億8974万円増(51・5%増)。定例市議会は16日から3月14日まで。
今回の予算案は「安心と成長をつなぐ 未来への懸け橋予算」とし、民間保育所など整備による待機児童の解消や公立幼稚園預かり保育の拡大による子育て支援、合築・統合した校舎など建設による教育環境の充実、健康長寿への取り組み、都市・生活基盤などの整備を中心とした予算となった。
一般会計の主な建設関連の予算案は、茶屋町小学校屋内運動場・茶屋町東幼稚園園舎等建設事業費5億5744万円(19年度債務負担行為3850万円)、南中学校校舎等建設事業費5億7838万円、特別支援学校校舎等改修事業6億4195万円、公共施設耐震化事業2億3922万円(19年度債務負担行為8760万円)、阿知3丁目東地区市街地再開発事業22億669万円、倉敷駅周辺第二土地区画整理事業8億6490万円、白楽町ごみ焼却処理場解体・整備事業7億6823万円、水島緑地福田公園再生整備推進事業7億9216万円(19年度債務負担行為8億0489万円)、ライフパーク倉敷プラネタリウム更新事業2億8800万円などを計上している。
また、特別会計では、下水道事業が管渠等整備事業費・長寿命化対策事業費・耐震化事業費46億2279万円など。
企業会計では、水道事業が羽島地内ほか配水管改良工事17億7170万円、同配水管移設工事4億6900万円、同浄水配水施設など工事12億7760万円(19〜20年度債務負担行為3億8000万円)など。市民病院事業が新病院建設付帯・解体・外構工事5億0100万円(19年度債務負担行為3億3400万円)などを盛り込んでいる。
「提供:建通新聞社」