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大阪府都市整備部は、土工では初となる発注者指定型の建設ＩＣＴ工事を、２０１８年度早期発注案件として今月下旬にも発注する予定だ。工事件名は「主要地方道茨木摂津線（大岩線）道路改良工事その６」。２次元（２Ｄ）の測量データ、設計図書を３次元化（３Ｄ）する費用や、ＩＣＴ建機の導入経費などを予定価格に含める。
　発注事務所は茨木土木事務所。２月下旬に実績申告型の一般競争入札を公告し、４月に開札する見通し。５月定例会の議会案件とし、承認を受けて本契約を締結する。工事内容は、約６万立方�bの切土工、ブロック積擁壁工、補強土壁工、排水工など。場所は茨木市大岩。工事規模は３億５０００万円以上13億５０００万円未満。工期は16カ月間を予定している。
　府都市整備部では17年度、発注者指定型ＩＣＴ工事としては初となる「箕面北部丘陵地区舗装工事その１」（施工＝ガイアート・亀田コンストラクトＪＶ）を試行発注した。今回はこれに続く試行発注となる。
　担当者は「試行発注の結果を検証し、今後適用拡大を目指していきたい」と話す。また、測量・コンサルタント関係については、使用ソフトの互換性などの課題を踏まえて、試行発注を検討していきたいとしている。