徳島市は、勝占地区にある大松幼稚園と大松保育所、方上保育所を統合し整備する新たな「幼保連携型認定こども園」について、基本設計を2月末にも完了、2018年度末までの工事発注を目指して今後実施設計に移行する運び。順調なら本年度内の業務外注が見込まれる。
基本設計は宮建築設計(徳島市)が担当。当初昨年7月からの業務着手を見込んでいたが、諸事情で3カ月ほど遅れている。このため昨年12月ごろの実施設計への移行もずれ込んでいる。一方、実施設計費は、本年度9月補正予算で2600万円を18年度への繰り越しも視野に確保済み。今後速やかな業務委託が見込まれる。
施設の計画規模は鉄骨造2階建て延べ1350平方b程度。定員120人を見込む。基本設計では、保育室(2〜5歳児)の他、乳児室(0〜1歳児)、遊戯室、調理室、職員室、保健室などに加え、在宅育児家庭相談室や活動室などの配置計画の他、外構計画(園庭、駐車場)の検討を求めている。
建設地は現在の大松幼稚園(勝占町中須156ノ1)と大松保育所(大松町上野神9)の敷地2898平方b。計画では、まず大松保育所の園庭に大松幼稚園の仮園舎を設置・機能移転する。その後大松幼稚園の園舎を解体撤去し、跡地に認定こども園の施設と駐車場を整備する。所管は子ども施設課。
なお、仮設園舎の設置と既設園舎の解体撤去など(大松幼稚園仮園舎整備等事業)は教育委員会学校教育課が担当する。仮設幼稚園舎は延べ360平方b程度を想定。18〜20年度の期間でリース契約する運び(債務負担行為で限度額7000万円を設定済み)。解体する既設幼稚園舎の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ592平方b。解体設計はしらさぎ台設計室(徳島市)が担当。
仮園舎は認定こども園が開園する20年4月に保育所とともに撤去し、跡地は園庭として整備する計画。
提供:建通新聞社