国土交通省の2017年度補正予算で四国地方整備局には直轄事業132億2600万円、補助・交付金341億9700万円の計474億2300万円が配分された。また、ゼロ国債分として45億0400万円が配分。合計で519億2700万円の配分となった。
香川県には直轄で8億8000万円、補助・交付金で45億5600万円の計54億3600万円と、ゼロ国債で5億7200万円の配分で合計60億0800万円の配分となった。
直轄の道路事業で国道32号(三豊市)の猪ノ鼻道路(三豊市)に1億円がついた。20年度の全線開通に向け、新猪ノ鼻トンネル(仮称)の香川県坑口側の明かり部の法面補強など補正措置により財田地区(三豊市)の改良工事などを推進する。国道11号(高松市)の香川11号交通安全対策にはゼロ国債分7500万円がつき、国分寺町役場北交差点改良を推進。国道32号(高松市〜三豊市)老朽化対策にもゼロ国債分として2億円がついた。
河川事業では土器川直轄河川改修で2000万円。洪水氾濫を未然に防止するため飯野地区(丸亀市)でパイピング対策を推進する。河川維持修繕(まんのう町〜河口)には6000万円が配分された。
国営讃岐まんのう公園(まんのう町)には事業費2億円の配分。昨年10月の台風21号被害により公園南側のサイクリング道で1カ所、土砂崩れが発生したため、前後の災害予防措置も含めて幅9b、延長160b間の法面強化工事を実施する。コンクリートブロックによる法枠工事で、香川河川国道事務所で年度内に発注に向け準備中。
港湾関係では、備讃瀬戸地区航路保全事業に5億円の補正予算がついた。台風などによる航路の埋没対策として、備讃瀬戸北航路の浚渫を推進する。13〜18年度までの計画で水深19bを確保する航路浚渫の工事を進めており、補正措置により目標の18年度事業完了を目指す。
提供:建通新聞社