京都府の2月定例議会の代表質問が8日行われ、関西文化学術研究都市の役割について、山田啓二知事が答弁した。
山田知事は「学研都市の土地をほとんど売り切ることができた。そこで大きな役割を果たしたのは研究と生産技術の一体化がある。開発水準が非常に早くなる中、研究を即ものづくりへと結びつけなければならないという、時代を捉えた転換をすることができた」「そうした中で28年3月に今後10年間の新たな都市創造プランをまとめた。これまでは集積をしてきたが、この集積をもとにこれからは、スマートシティ、エネルギー自給型都市など日本の、世界のモデルになるような最先端の都市としてつくりあげていく。それが学研都市の一つの役割ではないか」「これからの生活のあり方、生き方というものを示していける都市として、新しい文化を創り出すことができる都市として発展できる」と述べた後、「ほかにも、ホテルやコンベンション機能が欲しいなどあるが、次のイノベーションへ持っていける段階にきた」「この力を生かして京都全体に、関西全体にイノベーションの成果、新産業の創出をこれからさらに飛躍させたい」と考えを示した。