トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

鹿児島建設新聞
2018/02/28

【鹿児島】マリンポートかごしま22万t級岸壁/県港湾審が了承

マリンポート 県地方港湾審議会がこのほど、鹿児島市の県庁で開かれ、鹿児島港港湾の一部変更を原案通り答申することを了承した。マリンポートかごしまで22万t級クルーズ船の寄港に対応する新たな岸壁整備に向けたもので、既存岸壁の陸側に水深12m、延長410mを新設するほか、一部水域で浚渫6.1haを行う。今後、国の交通政策審議会港湾分科会に諮る。事業主体は決まっていないが、他県の事例からも直轄が見込まれる。
 現在、マリンポートでは、CIQ機能や物販・交流スペースを有するかごしまクルーズターミナル(S造平屋建て2303u)、16万t級の受け入れに向けた既存岸壁(水深9m、延長340m)に係船柱6基と防舷材8基を整備中で、3月中に供用予定。同10日には、クアンタム・オブ・ザ・シーズ(16.8万t、全長347m)が初寄港する。
 大型化と同時寄港に対応するため、22万t級が接岸できる水深12m岸壁1バースのほかに、ふ頭用地0.9haを造成。水域施設は、水深12mで泊地0.3haと航路・泊地5.8haの計6.1haの浚渫を予定。現計画にある沖防波堤(700m)については、シュミレーションを行い、既存のままでいいか延伸する必要があるかなどを検討する。
 委員からは、「鹿児島市の観光振興に大きく寄与する施設。異論はない」「照明を明るくしてほしい」「周辺道路の整備を急いでほしい」−などの意見が出た。

鹿児島建設新聞space鹿児島建設新聞FACEBOOK