日置市は、小中一貫教育推進の一環として、(仮称)日吉義務教育学校の整備を本格化させる。対象となるのは、日吉中のほか、4小学校(日置・住吉・日新・吉利)が統合して4月に開校する日吉小。計画では、現在の日吉中を活用し、既存施設を生かしつつ新校舎の建設も視野に入れる。基本・実施設計は2018年度から着手する見通しだ。
日吉義務教育学校は、日吉中(現生徒数108人)と4校統合により4月1日に開校する日吉小(現児童数約190人)を対象に、9年間の義務教育課程を一体化させる計画。小・中の系統性を踏まえたカリキュラムで一貫した教育を行い、社会問題化している「中1ギャップ」の解消や学力の向上を図る。
現段階では、日吉中を開校場所として計画しており、設計の中で事業スケジュールや校舎等の必要面積など、詳細を詰めていく方針。工事は19年度以降となる見込みで、予算等との兼ね合いも考慮しながら発注する。
同市では、閉校する小学校に地区公民館機能を移す計画もあり、各校の大規模改修も検討中。