姶良市複合新庁舎建設検討委員会(山尾和廣委員長)はこのほど、新庁舎(本庁)建設基本構想・基本計画案を市長に答申した。今後、パブリックコメントなどを実施し、3月中旬をめどに基本構想・基本計画を策定する。順調にいけば、7月ごろにも設計者選定に向けプロポーザル方式の手続きに入る方針だ。
同検討委員会は、2017年5月から18年1月まで10回にわたり会合を開き、新庁舎建設の必要性や建設規模・場所などのほか、先進地視察や市民アンケート・説明会での意見も併せ、検討・協議を重ねてきた。同日、最終の第10回会合で計画案を承認し市長に答申した。
計画案によると、建設費用は必要な延床面積約1万2000uを目安とし、建設事業費は約60億円程度が見込まれる。今後のスケジュールは、18−20年度に基本・実施設計、20−22年度で整備し、同年度中の供用開始を目指す。構想・基本計画策定業務委託は山下設計が担当。
また、総合支所庁舎は、7月ごろから計画策定に向け、市民懇話会の設置や市民ワークショップの開催、市民アンケートなどを予定し、19年中ごろに計画をまとめたいとしている。