南さつま市は、本庁舎の耐震改修を7月にも実施する。耐震補強や設備の長寿命化などに対応するために行うもので、2018年度当初予算案に事業費約12億8000万円を計上するもよう。17年度からの継続費や設計など合わせ、総事業費は約14億円を見込む。
所在地は加世田川畑2648。建物規模は1号棟がRC造4階建4882u、2号棟が同平屋建て604u。1号棟で耐震および内外装改修、2号棟は内外装改修を実施するほか、老朽化した設備の更新や照明などの省エネ化を進める。設計・監理は田代設計工房が担当。
本庁舎は1980年の建設から築37年が経過しており、2010年に実施した耐震診断で、構造耐震指標が安全性の数値を下回る結果が出ていた。
計画では、仮事務所での執務を7月から開始するため、本格的な本庁舎の耐震補強は7月から19年2月までを予定。仮事務所は、周辺にある加世田インフォメーションセンター(スタジオ21)、防災センター(あんぼう21)などを利用する。