鹿児島市は、2017年度一般会計2月補正予算案を発表した。15億8395万7000円を減額し、累計総額は2457億2861万3000円となる。このほど成立した国の補正予算を踏まえ、18年度計画分の公共事業費等を前倒しで対応。小中学校の4校での大規模改造のほか、屋体等整備やクーラー設置に10億4592万円を充てたほか、市営住宅ストック総合改善事業に3億1734万2000円を盛り込んだ。
小学校建設費には4億1850万円を配分し、2校で大規模改造、8校で外壁改修を計画。中学校建設費には6億2741万円を充て、2校で大規模改造およびクーラー設置・更新等、7校で外壁改修を見込んでいる。
住宅関係は、市営住宅ストック総合改善で紫原住宅など24棟の整備を予定。外壁改修19棟、補修5棟を順次進める。なお、学校関係とともに繰越明許費に設定した。
また、市営住宅建設事業は、繰越明許費に1億4067万円を増額。国の内示を受け、星ケ峯住宅の残る3棟8戸を17年度中に発注する。子育て支援住宅整備事業によるもので、W造2階建215u(3戸)を2棟、W造2階建143u(2戸)を1棟計画している。
このほか、中央卸売市場特別会計では、魚類市場再整備の継続費として18年度分に組んでいた13億5300万円を前倒しで計上し、引き続き1期工事を推進する。さらに、交通事業特別会計では、軌道改良工事費に工事請負費8607万円を予算化し、郡元交差点軌道改良を継続する。