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北陸工業新聞社
2018/02/06

【福井】駅周辺整備等に経験生かす/佐々木あわら市長が記者会見/初当選

 あわら市の佐々木康男市長は5日、4日に行われた市長選挙での初当選を受け、市役所で記者会見を行った。懸案となっているJR芦原温泉駅周辺整備については、現在のプランを尊重しつつ、より良くなるように自分の経験を生かしたいと意気込みを語った。
 会見ではまず今回の選挙戦を振り返り「出馬決意から5週間ほどしか無い戦いで、後援会の会長も年明けに決まるような状況だったが、本当にいろいろな方々の温かい支援に支えられ、助けられ勝利することができた」とし、現在の気持ちは「すがすがしさを感じると同時に、みなさんの期待に応えるべく全力で市政運営に取り組まなければならない、その責任の重さを痛感している」と話した。
 政策面ではまず、当初予算編成について触れ「前市長が急に辞めたので、この1カ月は主要課題に対する議論などがあまり進んでない。基本的なベースとなる計画に私の考え方、また選挙期間中の市民からの声などを加味しながら、早急に庁内で議論し、議会に諮りたい」とした。
 JR芦原温泉駅の周辺整備については「駅は単に鉄道利用者が乗り降りする場所では無く、人・もの・情報の結節点だということを意識する必要がある」との考えを示した。
 その上で、現在進んでいる『芦原温泉駅周辺整備基本計画』を基としたプランについて「決める過程で市民や議会とどういう協議をしてきたかは確認する必要があるが、それで決まったものなら尊重したい。ただ、自分の経験でもっと良くできる、パワーアップできる部分があるなら、そこは加えないと私が市長になった意味が無い」と意欲を見せた。
 また、都市計画道路南中央線や金津三国線、国道8号バイパスなど主要幹線道路など社会基盤の整備推進や防災対策の充実も強調し、国や県へ積極的に働きかけていくとした。
 佐々木市長は芦原中学校、藤島高校、一橋大学法学部を卒業。福井県職員として総務部人事企画課長、観光営業部企画幹、同部部長などを歴任。また、大野市派遣の際は、同市産業経済部長を務めた。59歳。

hokuriku