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建通新聞社
2018/02/07

【大阪】大阪社会医療センター DB方式も視野

あいりん総合センター内の医療施設「大阪社会医療センター付属病院」の移転改築計画で、社会福祉法人大阪社会医療センターは2018年度、実施設計に着手する。整備手法はDB方式(デザインビルド)も視野に検討しており、2月中に決定する方針。また、建設予定地にある既存施設の解体整地は大阪市が担当し、18年度に工事発注する予定だ。
 同病院の整備計画では、あいりん総合センター南側の萩之茶屋小学校跡地に新施設を建設し、移転する。新施設の実施設計、建設工事は法人からの発注となる。新築規模は現在のところ5000平方b程度を想定しているが、地域住民の意見を取り入れながら、施設機能を含めて詳細を詰めていく考えだ。病床数は一般用50床、療養用30床の計80床を想定している。基本設計は伊藤喜三郎建築研究所(大阪市中央区)が担当。
 同小学校跡地には、先行して萩之茶屋第1住宅を建設中。このため体育館はすでに解体が完了している。新施設は、残りの校舎棟(鉄筋コンクリート造3階建て)などの解体跡地約2000平方bに建設する予定だ。解体設計は日積設計監理(大阪市西区)が担当した。
 既存病院は、あいりん総合センター内の5〜8階部分の延べ床面積3922平方bを使用している。診療科目は、内科、外科、整形外科、皮膚科、精神科、泌尿器科で、病床数は80床。無料定額診療事業の他、医療・福祉に関する相談や支援、社会医学的調査研究に取り組んでいる。