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日刊建設工業新聞
2018/02/07

【鳥取】17年度補正道路事業/防災・安全交付金は32億円

 国17年度補正に関連し県土整備部は6日、「防災・安全交付金」を活用した道路事業の配分カ所をまとめた。国内示額を精査した結果、要求額に対し95・8%の32億円にとどまっており、当初見込んでいた2月臨時補正カ所を洗い直した。国交付決定を受けて、各県土整備事務所と局に正式配分する。
 今回の補正は防災・減災事業が対象となっており、同部では「対当初予算比で3割程度を確保できた」(道路建設課)と説明。防・安交付金の国県道改築20カ所に18億9800万円(街路2カ所に4億9200万円含む)、災害防除31カ所に13億1700万円の予算を割り振った。

(関連記事は10面へ)

 改良系では主要地方道岩美八東線・十王峠改良(岩美町銀山〜洗井)に8200万円、主要地方道津山智頭八東線・芦津工区(智頭町)には7500万円を配分。県道東郷湖線・長和田工区(湯梨浜町)のかさ上げは6700万円、主要地方道横田多里線(日南町上萩山)はテールアルメ(軽量盛り土)に2億0700万円を充てる。
 街路の葭津和田町線(米子市和田町)はJRを跨ぐ橋脚に4億1100万円。
 一方、災害防除は緊急性の高い落石危険カ所の手当てを優先。落石防止網工などの対策を実施する。主要地方道岩美八東線(八頭町姫路)では、昨年度補正で着工した「高エネルギー吸収型」の落石防止網を継続し、下手側の対策に1億0600万円。主要地方道津山智頭八東線(同町柿原)には9800万円。また、国道181号(日野町板井原)の落石対策でも1億0800万円を投入する。
 各県土では予算配分を待つことなく事実上の発注手続きに入っており、年度末にかけて集中執行する。

各県土補正配分内容
(1面関連記事)

配分内容は次の通り。
※鳥取県土4億6200万円
▽改築5カ所=国道482号(鳥取市佐治町余戸)6200万円、鳥取河原用瀬線(鳥取市嶋〜野坂)5400万円など2億8800万円
▽災害防除7カ所=河内槇原線(鳥取市河内)9200万円、智頭用瀬線(鳥取市用瀬町赤波)3100万円など1億7400万円
※八頭県土6億3600万円
▽改築4カ所=岩美八東線(八頭町落岩)5300万円、津山智頭八東線(智頭町大呂)8000万円など2億7200万円
▽災害防除9カ所=岩美八東線(八頭町姫路)1億0600万円、津山智頭八東線(八頭町柿原)9800万円、国道373号(智頭町福原)2700万円など3億6400万円
※中部県土7億8000万円
▽改築4カ所=倉吉青谷線(湯梨浜町松崎)2億5000万円、鳥取鹿野倉吉線(三朝町大瀬〜倉吉市大原)1億0400万円など5億0200万円
▽災害防除4カ所=木地山倉吉線(三朝町小河内)5700万円など2億7800万円
※米子県土8億0300万円
▽改築4カ所=葭津和田町線(米子市)4億1100万円、境車尾線(米子市観音寺〜車尾)5300万円など5億6500万円
▽災害防除4カ所=大滝白水線(伯耆町大瀧)9600万円、倉吉江府溝口線(大山町大山)8600万円など2億3800万円
※日野県土5億3400万円
▽改築3カ所=横田多里線(日南町上萩山)2億0700万円、国道183号河上(日南町)4700万円など2億7100万円
▽災害防除7カ所=上徳山俣野江府線(江府町俣野)6700万円、国道181号板井原(日野町)1億0800万円など2億6300万円


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