いの町は、山荘しらさの耐震補強と大規模改修に向け、設計をMA設計事務所(高知市)に委託した。期間は7月ごろまでの予定。6月または9月補正予算で工事費を計上した後、建築主体、電気設備、機械設備に分離し発注する。
規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ1596平方b。1974年建設で、耐震診断を行った結果、耐震補強が必要と判定された。合わせて経年劣化による箇所が多く見られていることから、2017年4月より休業し、工事に向けた準備を進めている。
耐震補強では、施設が斜面に建設されているため、空洞部に立てられている柱と柱の間に壁を設置する工法を採用する見込み。
大規模改修では、コンパクトで使い勝手が良くなるよう、施設の配置を見直す方針。これに伴い天井や壁などの老朽部分の更新を進める。合わせて電気や水道などの配管も更新する考え。詳細は設計の中で決める。
施設が山岳地帯にあり、冬場は積雪するため、工期は19年度までとなる可能性が高い。
場所は寺川175。
提供:建通新聞社