阿南市は、クリーンピュアあなんの設備検討業務をエイト日本技術開発徳島支店(徳島市)で進めており、3月中に報告書をまとめる。今後、地元協議を経て、施設の延命化を目的とした事業化を目指す。
内容は、施設の現況調査と施設延命化提案書の精査など。同施設の能力は日量106`g(し尿で日量44`g、浄化槽汚泥で日量62`g)で、築後18年が経過している。今回、浄化槽汚泥処理、汚水処理の能力維持、施設の長寿命化を目指した提案書を調べ、施設の延命化を図りたい考え。
現施設は鉄筋コンクリート造で、処理棟が地下1階地上2階建て延べ3566平方b、管理棟が3階建て延べ1402平方b。処理方式は膜分離高負荷脱窒素処理方式で、脱塩装置、紫外線滅菌装置がある。
所在地は熊谷町定方44。建設当時は阿南市外二町衛生組合(阿南市、当時の羽ノ浦町と那賀川町)から発注していたが、現在は合併して阿南市が管理している。建設時の設計と施工は栗田工業(東京都中野区)、施工監理は日本技術開発(現在のエイト日本技術開発)が担当した。
提供:建通新聞社