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建通新聞社四国
2018/02/06

【香川】丸亀市 市庁舎など複合施設基本設計を公表

 丸亀市は、市庁舎など複合施設の基本設計を2017年12月に完了、概要を公表した。規模は庁舎本棟が鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ1万2917平方b。西棟(庁舎と市民交流活動センター)が鉄骨造2階建て延べ1335平方b。南棟(市民交流活動センター)が鉄骨造2階建て延べ2190平方bの3棟延べ1万6442平方b。最高高さは庁舎本棟が25b、西棟と南棟が10・1b。引き続き、佐藤総合計画関西事務所(大阪市)で実施設計を進めている。新庁舎建設工事は18年度下期から20年度まで行う計画だ。
 建築コンセプトは「人と街と歴史をつなぐ、未来への礎となる拠点」。
 施設は大手町通町線側に西棟、大手町東西2号線側に南棟、その北側に庁舎本棟を配置する。敷地東側には駐車場75台、駐輪場238台をまとめて配置することで、変形敷地部分を効率よく活用。また、歩行者の安全性に配慮して、歩行者専用道路と車の動線を明確に分ける計画。敷地面積1万0671平方b、所在地は大手町2ノ3ノ4他。
 庁舎1、2階は市民利用の窓口・交流機能。3階は産業・土木・教育部門。4階は総務・企画など管理部門の他、市長室や災害対策本部室となる会議室などを配置、災害時には災害対策の中心として機能する。5階は議会部門と電気室。地下1階は機械室を計画している。市民活動交流センターは1階にワークラウンジ、市民活動支援室、多目的ホール、2階に子どもと親の交流ゾーンなどを設ける。
 「協創でつながるまち丸亀」の新たなシンボルとなるようにエントランスピロティと庁舎、市民交流活動センターをつなぐ、ゆるやかな波形の曲線大屋根をかける。また、軒裏には木材を使用し木の温かみを感じる建物とする。
 1階は内部の様子がよく見えるようにガラスのカーテンウォールを用い、2階以上はメンテナンス通路と日差しをカットするための庇(ひさし)と光を反射させるライトシェルフを用いる。
 照明はLEDを主体とし、屋上には30`hの太陽光発電設備を設置。熱源方式はガス焚冷温水発生機・空冷ヒートポンプチラー・地中熱利用水冷ヒートポンプチラーの併用方式。BEMS(ビルディングエネルギーマネジメントシステム)を導入し効率の良い運転調整で省エネルギーを図る。

提供:建通新聞社