愛知県農林水産部は、東細谷地区(豊橋市東細谷町・細谷町)の経営体育成基盤整備事業について、事業評価監視委員会から事業着手の了承を得た。区画整理により、用水・排水・農道などの整備を一体的に行う。2018年度に全体的な実施設計を行い、19年度の着工を目指す。総事業費は42億9000万円。
東細谷地区は、豊橋市南東部に位置する露地野菜主体の畑地帯。ほ場の区画は部分的に整備されているものの、大部分が未整備で、経営規模拡大の支障となっている。用排水路は老朽化が進んでいる他、農道は幅員が狭く車両のすれ違いが困難な状況。そこで、用水・配水・農道などの整備を区画整理により一体的に行う。
区画整理の対象面積は102・1f。整地工を行う他、用水路工を17・6`、排水機場3カ所を整備する。用水路工では75〜500_の塩ビ管でパイプライン化する。排水路工の延長は44`、暗渠排水工は7・8fを対象に行う。道路工では幅員4b、延長23・5`の道路を整備する。
18年度に全体の実施設計をまとめ、19年度から工事を進める。事業完了は27年度を予定している。
総事業費は42億9000万円を見込む。内訳は工事費が38億2000万円、用地補償費が1億9000万円、設計委託費などその他費用が2億8000万円。
提供:建通新聞社