17年度補正を受けて県土整備部は5日、国道178号岩美道路・浦富高架橋で下部工2基の発注準備に入った。設計内容を固めた後、請負対象設計金額2億円規模の大型工事2件を今月下旬までに調達公告する。
岩美町浦富の「浦富高架橋(3号橋)」は、浦富ICから東側のJR山陰本線にかけて連続する複合橋で、橋長872b。
17年度補正では5億円の内示があり、「ラーメン式橋脚」2基を建設する。
現場は高架橋と直角に交わる吉田川右岸の東側で、直近では原田建設・ジューケンJVがP14を施工している。
今回、整備するのは隣接するP12とP13で、それぞれ鋼管ソイルセメント杭(口径1200_)18本と21本を深さ30〜40bに打設する。
橋脚は1基ずつに分割して施工することにしており、各工事規模は2億円級。2件の施工形態は県内土木一般A級2社JVを採用し、簡易評価型総合評価では会社と配置技術者の同種工事実績も評価に加える。
5日、所管する鳥取県土整備事務所から設計図書が届けられた。
同部は設計審査後、今月中旬に資格審査会を開いて公募条件を決め、今月第4週に工事公告。3月中旬までに開札する。低入札価格調査制度適用対象。
日刊建設工業新聞