東京都の小池百合子知事は2月2日に開いた定例会見で、都入札監視委員会制度部会と建設業界5団体との意見交換について触れ、「制度を変えたことに対して、さまざまな意見を頂いたことは良かった」と述べた。1者入札中止の見直しをはじめとした業界の意見については「制度改革の取り組み(内容)ごとに課題を指摘する声や、具体的な見直しの提案があった一方、継続してほしいという声もあった」と説明。入札監視委での検証作業の途中にあるとして「現段階で方針の転換や見直しの内容を決定する段階ではない」との考えを示しつつ、「今後も現場の声を聞きながら、改革による効果や課題をしっかりと分析し、より良い制度構築に向けた検討を進めていきたい」と話した。
提供:建通新聞社