豊川市は、市内で増加傾向にある空き家対策を進めるため、「豊川市空家バンク」を3月中に開設する予定で、物件登録の受け付けを開始した。
市内の空き家の有効活用により定住を促し、地域活性化を図るのが目的だ。協力不動産業者(愛知県宅地建物取引業協会)と連携しながら、売却や賃貸を希望する情報を集約して同市のホームページなどに公開する。
公開内容は戸建て住宅を基本に、物件の所在地、希望価格、写真、建物の概要、交渉・契約状況など。公開費用は無料。登録希望者は「バンク登録申込書」「バンク登録カード」「バンク公開カード」に記入して、建築課に提出する。
同市によると、過年度に実施した空き家の実態調査では、1069棟(2016年度時点)を把握した。具体的な対策に取り組むため、「空家等対策計画(案)」を策定して、18年度から実施する方針だ。中古住宅としての流通を促進させるため、同バンク制度を開設する。
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建通新聞社