自由民主党富山県議会議員会(鹿熊正一会長)は1日、県庁で石井隆一知事ら執行部に対する18年度県予算の折衝を行った。
冒頭、鹿熊会長は「政策パッケージとして昨年11月、18年度の予算要望、県政重要課題の提言を行った。財政が厳しい中にあっても、未来を切り開き、次世代にわたって活力ある社会を持続していくために、県政の重要課題に立ち向かう大胆で積極的な予算編成が必要。我々の考え方をしっかりと受け止めて、県民が安心して希望の持てる予算、また知事の時代認識を映した予算となることを願う」と要請した。
石井知事は「16年に財政構造赤字をゼロにすることができたが、国、地方を通じて厳しい財政事情が続いている。新幹線地方負担の償還金のほか、社会保障関係も増えていく時代になり、財政は決して予断を許さない状況」と説明した上で、「県民の皆さんに将来にわたり夢と希望を持ってもらえる予算とするため、懸命に事業、各分野の調整を進めている。厳しい中でも工夫して頑張っていると言ってもらえるよう全力を尽くしていく」と述べた。