愛媛県警察本部は、宇和島警察署庁舎の建て替えを2018年度に発注する。当初予算に事業費を盛り込み、6月ごろ一般競争入札の参加資格要項を発表、7月ごろ入札し、工事請負契約の議案を9月県議会に提出するもよう。同署の建て替えは16年度から事業スタートしており、17年度には庁舎に先行して車庫などの建設に着手、近く完成する。
宇和島署整備事業は、同所の施設を16年度から19年度までの4カ年計画で建て替えられるもので、16年度に設計、17年度に車庫・霊安室など建設、18・19年度で庁舎を建設し、19年度には宿舎を建設し完成させる。
庁舎の規模は鉄筋コンクリート造5階建て延べ4163平方b。19年度に建設する宿舎は木造2階建て延べ179平方b。建設中の車庫・霊安室は鉄骨造平屋830平方b。設計は全て宏朋(西条市)が担当した。場所は宇和島市並松。 既存施設は新施設完成後に解体される。規模は鉄骨造3階建て延べ2149平方b。
県警察本部は、県内各警察署の耐震化を進めており宇和島署は当初、15年度から耐震改修に着手する予定だったが、14年度に実施した設計(川中英明一級建築設計監理事務所が担当)の中で建て替えの方針が示され、16年度から建て替え事業がスタートした。
これにより警察署施設で耐震化されていないのは、松山東署(松山市勝山町)、新居浜署(新居浜市久保田町)、久万高原署(久万高原町)の3署となる。
松山東署は近い将来、同所での建て替えが計画されている。既設規模は鉄筋コンクリート造5階建て延べ4564平方b。他2署の既設規模は、新居浜署が鉄筋コンクリート造3階建て延べ2119平方b。久万高原署が鉄筋コンクリート造3階建て延べ1129平方b。
提供:建通新聞社