建通新聞社
2018/02/02
【大阪】生野区の学校再編 18年度設計着手
大阪市は、生野区西部地域の5中学校12小学校を4中学校4小学校に再編する計画で、2018年度に校舎増築・改修設計に着手する方針だ。市教育委員会は、18年度当初予算に設計費として約7500万円を要求している。
新たな学校の配置計画で、再編中学校の場所となるのは▽勝山中と鶴橋小第2運動場▽大池中▽生野中▽田島中―の4カ所。また、小学校は▽東桃谷小▽中川小▽西生野小▽田島小―の4カ所となる。このうち18年度は、田島中学校区(田島小・生野南小)と生野中学校区(西生野小・生野小・林寺小・舎利寺小一部)で工事に向けた設計に着手する予定だ。その他の校区については19年度以降に着手する方針。
再編後の学校の跡地利用については、防災拠点として引き続き活用できるようにし、地域のコミュニティー支援やまちの活性化につなげる。新たな活用手法は、各中学校区の学校設置協議会設置後に検討していく方針だ。
1月22日に開かれた予算ヒアリングで、吉村洋文市長は「トップ扱いしても良いくらい喫緊の課題」とし、市として積極的に取り組んでいく方針を示した。
学校再編整備に向けたスケジュールは表の通り。