福井県設計監理協会・共生会の研修会は1月30日開催され、会員ら約45人が聴講し、石綿処理の重要性に対する知識と意識を高めた。今後一層の進展が想定される環境重視社会と改修時代にも備える内容となった。
主催団体は、福井県建築設計監理協会(木村憲一理事長)と同協会共生会(吉田勝二代表世話人)、および福井県建築士事務所協会(櫻川幸夫会長)3者が担った。会場は、福井市西開発4丁目の県自治会館で。
研修第1部はテーマを「建築物の改修における石綿処理」とし、大塚刷毛製造営業本部の石川雅也氏が講師を務めた。石綿の恐さ、危険性に対する基礎知識から始め、石綿障害予防には使用の有無を目視ないし設計図書等で事前調査が不可欠と強調。その調査費用は発注者が負担するなどと指摘。関連法規も示し、具体的に処理工法について分かりやすく紹介した。
明光建商とAOIエネがPR/環境配慮型の多彩な商品
第2部では、まず明光建商の塩谷和宏代表取締役がコンクリート床仕上げ長期耐久性の維持を図る「ベストフロアーシステム」(改良型真空脱水工法)を紹介した。開発から30年の実績を有し、高速道路など土木構造物にも威力を発揮。工期短縮やライフサイクルコスト低減に貢献する優秀性を強調。環境エコと省エネを科学する地元企業として多彩に商品を取り揃える充実ぶりをPR。
続いてAOIエネルギーソリューションの「LPガスを使用した停電、災害対策」について岩谷産業北陸支店の高畠勇氏が紹介。「停電対応型GHPハイパワープラス商品」についてヤンマーエネルギーシステム金沢支店の今井英章氏(代理)が特長点をアピールした。