氷見市が金沢医科大学氷見市民病院(鞍川)で計画するPET―CTを導入したがんセンターの整備は、18年度に設計に取り組む。査定中の当初予算案に設計費を予算要求している。
建設場所は、病院北側(正面)の駐車場周辺。今年度に埋蔵文化財試掘調査を行った。遺物が確認されたことから、着工前に本調査を実施することになりそうだ。
センターには、がんの発見に有効とされるPET―CTを導入。その後、放射線治療装置「リニアック」も導入する計画となっており、がんの診断および治療に対する包括的な診療体制の構築を図る。
建物の建設費は約10億円。機器はPET―CTが約3億円、リニアックが約7億円と試算する。
PET―CTは県内では富山、黒部、魚津市の医療機関に設置されているが、氷見市で実現すれば県西部に当たる高岡、砺波医療圏では初めて。