福井県鉄筋協同組合(北川貞純理事長、組合員37社)の第47回通常総会は28日、芦原温泉・みのや泰平閣で開催され、任期満了に伴う役員改選で理事長に北川貞純氏(北成鉄筋工業代表)を再任したほか、18年度の事業計画・収支予算案など計6議案を慎重審議の上、原案通り了承した。
冒頭、北川理事長があいさつに立ち「昨年からいよいよ社会保険未加入者は公共事業や大手ゼネコンの現場には入れなくなったが混乱もなく推移する状況。中部縦貫自動車道や北陸新幹線関連工事も順調に発注され、今年度から本格的な工事が開始。併せて民間工事も活発化する好条件下、今こそ若い世代が働きやすい環境整備が求められ、全力で応えることが我々の生き残る道だ。課題山積ではあるがトレンドに乗り遅れることなく必要不可欠なチャンスと捉え頑張っていこう」と力強く抱負を示した。
審議に入り、18年度の事業計画によると引き続き共同購買事業(17年度のスペーサー利用高129万7000個)、共同積算事業(同年度依頼数量7000トン)、共同受注事業、共同検査事業(同年度圧接引張試験持込代行件数15件)に取り組む。さらに人材養成(16年度後期合格者は組立1級4人、2級3人、施工図1級1人)、共同労務(同年度ヘルメット102個、ステッカー260枚発行)、情報提供、福利厚生の各種事業も充実させる方針。
また報告事項として昨年11月25日に開催された第2回全国鉄筋技能大会(公益社団法人全国鉄筋工事業協会主催)に、福井県代表として参加し優秀な成績をあげた牧野慎二朗氏(一鐵)をたたえ、北川理事長から表彰状と記念品を手渡し=写真=温かい拍手を送った。青年部活動と技術委員会からも活動紹介したほか同組合が加盟する福井県建専連(吉田勝二会長)から県土木部に対し社会保険料等の要請を強力に行ったことも報告した。
なお北川理事長以下役員は、次のみなさん。▽副理事長 城野誠二(大丸機工)▽専務理事 森永修康(森永鉄筋)▽理事 坂口昇(坂口鉄筋) 中村昌郎(ダイシン建鉄) 中山政幸(中山工業) 大久保伸治(大鉄工業) 大平道博(大平鉄筋) (新)坂下彰(滝波工業)▽監事 高橋章浩(高橋鉄筋) (新)伊藤剛(伊藤鉄筋)