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北陸工業新聞社
2018/01/30

【富山】産業活性、若者定着へ/富山県立大学新棟が起工

 富山県立大学新棟新築工事の起工式が28日、県や大学、工事関係者ら約100人が出席して射水市黒河の大学敷地内で開かれた。
 石井隆一知事は、「企業との共同研究なども進んでおり、県内ものづくり産業をさらに発展させていくためにも、県立大学の研究・教育環境をもっと良くする必要がある。学生にとって魅力ある大学、キャンパスとなるよう素敵な空間づくりを進め、地元のアルミを使った建物とする。県立大学が飛躍を遂げることで産業・経済が活性化し、若者が富山に来ることにつなげたい」とあいさつ。続いて、来賓の稗苗清吉県議会議長、泉洋射水市副市長(市長代理)が祝辞を述べた。
 式に先立つ安全祈願祭では、石井知事が鎌入れ、県立大学の寺井幹男理事長、石塚勝学長が鍬入れ、三四五建築研究所の稲葉伸一代表取締役、施工者代表の金子政史佐藤工業執行役員北陸支店長が鋤入れを行った。参列代表者が順に玉串を捧げ、工事の無事完成を祈願した。
 建設規模は、RC一部SRC造(免震)地下1階地上9階建て延べ2万2215平方メートル。建築面積4877平方メートル。1・2階は大講義室やオープンラボ、地域連携センター、アクティブラーニングスペース、地域連携センターなどを設け、中・高層部には研究・実験室ゾーンを位置づける。20年4月の供用開始を予定している。総事業費は約83億円。
 設計は三四五建築研究所・福見建築設計事務所JV。施工は▽建築=佐藤工業・塩谷建設・射水建設興業JV▽電気設備=開進堂・笹嶋工業JV▽空調設備=日広冷熱・織田JV▽給排水衛生設備=米沢工業・丸三工業JV▽情報通信設備=北陸電気工事・北栄電設JV―が担当。

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