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建設新聞社(長崎)
2018/01/30

【佐賀】唐津市新庁舎基本設計案 鉄骨7階建の免震構造

省エネルギー設備など導入
  17年度内に基本設計を正式決定予定唐津新庁舎イメージ
 唐津市は、新庁舎建設基本設計案(概要版)を作成した。新庁舎の規模は鉄骨造7階建て・延床面積約1万7000平方bで、免震構造を採用。機能性と利便性の高い庁舎、効率的で経済性の高い庁舎など四つの基本方針を掲げ、市民の利用頻度が高い窓口機能を1階、2階に配置する。環境負荷低減や省エネルギーに配慮した設備を導入し、大地震の際にも行政機能を継続できる庁舎となる。
 建設地は既存市役所の敷地内(唐津市西城内1ノ1)で、敷地面積は1万6012平方b。規模は鉄骨造(免震)7階建て(7階は機械室など)・延床面積約1万7000平方b(建築面積約3500平方b)となり、機械式駐車場と議会棟跡地に新庁舎を建設する計画。
 新庁舎については▽機能性と利便性が高い▽効率的で経済性が高い▽市民の安全・安心を支える▽景観に配慮したまちづくりの拠点となる―の四つを基本方針として掲げ、市民の利用頻度が高い窓口機能を1階、2階に配置し、分かりやすいサイン、ユニバーサルデザインに配慮。また、環境負荷低減や省エネルギーに配慮した設備の導入によりランニングコストの縮減に努め、大地震の際にも行政機能を継続できる免震構造を採用する。
 フロア構成としては1―2階に窓口部門を効果的に配置し、3階には防災機能と庁舎内の総合管理部門を設置。4―5階は執務ゾーンとなり、6階には議会機能やラウンジ、テラスなどを配置する。また、1階には閉庁の際にも利用できるまちづくりホール(多目的ホール)や(仮称)唐の津テラスを設けており、さまざまなイベントなどでの活用を想定している。
 敷地内には新庁舎のほか、新庁舎北側に約200台分の駐車場を整備し、新庁舎東側には、お祭りやイベントの開催、災害時の駐車場としての活用を想定した(仮称)にぎわい広場を設置する。
 同市では同設計案について2018年1月22日から2月21日までパブリックコメント(市民意見募集)を実施。その意見を踏まえた上で、17年度内に基本設計を正式決定する予定。同設計案は唐津市ホームページのほか、▽本庁新庁舎建設室▽各市民センター総務教育課▽湊、切木、打上出張所▽近代図書館、相知図書館▽職員が常駐している市立公民館―で閲覧することができる。
 同設計案やパブリックコメントに関する問い合わせは唐津市新庁舎建設室(рO955・72・9113)まで。ksrogo