津幡町は町立中条南保育園(太田)の民営化による改築に向け、18年度当初予算案に運営移管先の社会福祉法人健心会(同町)に対する施設整備補助金を計上する方向で調整を進めている。
中条南保育園は1975(昭和50)年の設立で、81年に一部改築が行われた。定員は180人。計画では、施設の老朽化などを改善し、安全・安心な子育て環境を整備するため、民間に運営を移管して現在地に新園舎を建設する。今後、運営法人となる健心会が事業主体となり、設計や建設工事を進める。19年4月の開園を目指す。
同法人は現在、町内でさくらこども園(潟端)と実生こども園(津幡)の2園を開所している。
町は08年に策定した町立保育園民営化計画の一部を昨年3月に修正し、老朽化や敷地の狭あい化が進む中条南、太白台、能瀬の3園について改築・民営化する方針を固めている。
75年設立の太白台は21〜25年度に、68年に開設された能瀬については26年度以降の民営化・改築整備が見込まれる。