琴平町は、琴平中学校校舎棟および屋内運動場の改築工事を計画しており、2018年度当初予算案に工事費などを要望している。予算を確保できれば、6月議会承認案件として発注する見通しだ。
改築工事では当初、グラウンド内に新校舎棟などを建設する。規模は現施設よりも小さい鉄筋コンクリート造3階建て延べ約4000平方bとする。新しい屋内運動場の規模(床面積)は既設の約1200平方bよりも大きくなる見通し。まず、新校舎棟の建設工事を18年9月ごろに着手し新施設全体の施工期間として2カ年かけて、20年春の供用開始を目指す。
真鍋令建築設計事務所(丸亀市)に18年3月末の設計期間で委託している基本・実施設計のうち、基本設計に反映する新校舎棟・屋内運動場の配置計画、既設撤去などを完了後の敷地内全体レイアウト案を17年12月の第5回検討委員会までにまとめている。今後は新校舎棟など各施設と外構、既設解体工事の実施設計を進める他、被災後に職員室などで利用する非常用電源を賄うための太陽光発電設備を設置するかどうか協議する。既設のプールについては新施設建設工事の際に支障となるため、事前に撤去する。この撤去工事を新施設建設工事に含める見通し。建設箇所付近の地質調査を実施済みで、調査結果を踏まえて具体的な基礎工法を固める。
新校舎棟および屋内運動場が完成後、既設の校舎・屋内運動場を除却する。現在の校舎棟は北および南側の2棟で構成している。規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ約4300平方b。屋内運動場は鉄筋コンクリート造平屋約1200平方b。
建設場所は琴平町五條661ノ1他。
提供:建通新聞社