建通新聞社
2018/01/25
【大阪】大阪市 中高一貫校の校舎整備工事に着手
大阪市は、公設民営となる中高一貫校(国際バカロレアなど)の設置に向け、2018年度に校舎の整備工事に着手する予定だ。所管する教育委員会は、18年度当初予算に校舎等整備費として約10億円を新規で要求している。新校舎は統合により閉校となる南港渚小学校と南港緑小学校の敷地を活用し、新築・改修して整備する。
計画では、開校前の準備として、渚小校舎(延べ床面積6076平方b)の大規模改修と緑小校舎(同5658平方b)の小規模改修を行う。開校後、渚小敷地内に延べ床面積1万3000平方b規模の新校舎棟を建設し、普通教室などを集約する。新校舎棟の完成後に緑小校舎を解体し、跡地にグラウンドやクラブハウスを整備する。
18年度は、新築工事に向けた実施設計を進めるとともに、改修工事に着手する方針。19年度に開校し、その後20年度に新築工事に着手、22年度の完成を目指す。
基本・実施設計は昭和設計(大阪市北区)に委託して進めている。
総事業費は約61億6500万円を見込む。内訳は▽渚小既存校舎大規模改修=6億7881万円▽緑小既存校舎小規模改修=2億0743万円▽新校舎建設(渚小敷地内)=49億0509万円▽緑小整備(校舎解体、グラウンド整備など)=3億7404万円―。