松阪市は、新たな工業団地の開発を計画しており、2018年度当初予算案に整備計画策定に向けた関連予算を計上する方針。
17年度は、産業用適地選定調査業務を行い、市の産業特性、地域現況などを踏まえた上で、新たな産業用地を開発可能なエリアの検討を進めてきた。
18年度は、本格的な整備計画の策定に着手する方針で、この中で候補地の絞り込みや開発規模、事業手法、整備スケジュールなどの詳細をまとめる。地権者や住民への説明なども併せて進めていく方針。計画は単年度での策定を見込んでいる。
同市に位置する工業団地は現在、松阪中核工業団地と天花寺工業団地、嬉野工業団地が既に完売しており、上川工業団地と西野工業団地については、残りの面積から主に中小規模施設の受け入れが中心になる見通し。
これらのことから、今後企業誘致を進めていくには新たな工業団地の開発が必要となり、市としては多くの需要があると見込んでいる。
提供:
建通新聞社