愛媛県公営企業局は、県立新居浜病院整備事業の入札手続きを進めており、入札には6共同企業体(JV)が参加、2月上旬に落札者を決定する。設計から施工・解体まで全て一括。
今後、2017年11月30日に開札した応札額と各JVから提出された技術提案書類を検討。それを基に2月2日に第2回整備検討委員会を実施し、2月上旬に落札者を決定、2月中旬に事業契約締結、2月下旬ごろに事業着手(設計、解体など)する。21年7月ごろ新診療棟オープン、22年3月31日に全体完成を目指す。予定価格は91億8070万円。
事業は現在地での建て替えとなり、現本館と別館北側敷地に新診療棟として外来、病棟、救急などの機能を集約した新施設を建設。救命救急センター棟は管理棟に改修する。院長公舎と仮眠室棟、本館、別館は解体する。
計画段階の新診療棟の規模は鉄筋コンクリート造5階塔屋2階建て延べ1万9580平方b、屋上ヘリポート、エレベーター6基、エスカレーター有り。現在の病床数は313床だが、建て替えに伴い病床数は240床に削減するが22診療科は維持する。
既存施設の規模は本館が鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ1万1209平方b、1975年完成。別館が同造2階建て延べ3701平方b、83年完成。救命救急センターが同造3階建て延べ5603平方b、92年完成。
応募している6JVは次の通り。
▽大林組・一宮工務店・久米設計・新企画設計JV▽鹿島・佐藤総合計画・白石建設工業JV▽五洋建設・内藤建築事務所JV▽清水建設・梓設計JV▽大成建設・大建設計JV▽竹中工務店・東畑建築事務所JV
提供:建通新聞社