香川県は公共土木施設修繕計画策定費を活用し、シェッドやカルバートなど大型道路施設の維持管理計画策定に乗り出す。1月19日から簡易公募型プロポーザル方式による手続きを開始。参加表明を1月22日〜2月2日まで受け付ける。技術提案書の提出は2月14〜26日まで。納期は3月30日までだが、2月定例県議会で繰り越し措置が可決されれば6月29日まで。
橋梁施設の維持管理計画はすでに策定済みで順次更新しているが、今回対象となる大型道路施設の維持管理計画の策定は初めて。
県が管理する大型道路施設のうち、▽県道丸亀詫間豊浜線大滝洞門(三豊市)延長273b、幅員8・3b▽県道土庄神懸線銚子洞門(土庄町)延長81b、幅員7・8b▽県道三都港平木線大獄洞門(小豆島町)延長137b、幅員7・8b―のシェッド3施設(いずれも点検判定区分U・予防保全段階)の他、点検判定区分V(早期措置段階)の県道高松坂出線青海町カルバート(坂出市)や、県道観音寺善通寺線善通寺カルバート(善通寺市)など大型カルバート11施設と、門型標識65施設(判定区分U〜V)の計画的かつ効率的な、おおむね10年間の維持管理計画を策定し、長寿命化を図る。
維持管理計画の策定では、三つの種別ごとに健全度を踏まえて施設の補修優先順位を決定。2018年度から10年間の補修に要する概略予算を算定し、年間予算の平準化を大型道路施設で実施する。 併せて維持管理計画とこれまでの事後的補修・更新対策を比較し事業費の縮減効果を検証する。
提供:建通新聞社