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建通新聞社(神奈川)
2018/01/23

【神奈川】厚木市 庁舎整備など示す 消防力整備計画案

 厚木市は、厚木市消防整備指針を改定した「厚木市消防力整備計画」案(2018〜20年度)をまとめ、相川分署の建て替えなどを含む、消防庁舎の整備計画を示した。2月14日までパブリックコメントを実施し、17年度内の策定を目指す。
 同案で示した相川分署の建て替え案を見ると、18年度に地盤調査や設計を進め、19年度には杭工事や建設工事を実施、20年度の分署完成と既存建物の解体工事を見込む。既存規模は鉄筋コンクリート造平屋360平方bで、築後36年が経過している。新築の規模は新東名高速の開設や大規模災害などに対応するため既存よりも拡大する見通し。新築場所は、現施設付近となりそうだ。
 市内の消防本部・厚木消防署本署は築後46年、さらに南毛利、小鮎の各分署も築後30年以上が経過しており、老朽化した消防施設の更新や庁舎の計画的な建て替えの検討が必要となっている。
 施設整備などに関する概要は次の通り。
 ▽相川分署新築事業―現在、用地取得や測量を進めている。所在地は酒井1417ノ1。敷地面積1074平方b
 ▽南毛利分署新築事業―18年度に用地取得や測量、19年度に設計、20年度に杭工事や分署建設工事を行う。新築の規模は、隊員の増員や、併設している防災備蓄倉庫などを一体化するため拡大。既存は鉄筋コンクリート造平屋250平方b。築後36年が経過。所在地は長谷1574ノ3。敷地面積は1750平方b
 ▽睦合分署消防訓練場整備事業―訓練場の一部(約1400平方b)が都市計画道路(厚木秦野道路)の予定地となっているため、進捗に応じて施設の再整備を実施。整備地は三田1475ノ1。敷地面積5998平方b
 ▽消防本部・厚木消防署本署建て替え整備―20年度に基本構想を策定。既存は鉄筋コンクリート造3階建て延べ2070平方b。築後46年。所在地は厚木市寿町3ノ4ノ10
 ▽消防水利整備事業―18〜20年度の各年に1基ずつ耐震性防火水槽を整備
 ▽消防団施設整備事業―18〜20年度の各年に1棟ずつ消防団器具置場の建て替えを実施

提供:建通新聞社