新潟県土木部河川整備課は、1級河川西又川(魚沼市)などを対象に河川災害関連事業(関連)および河川災害復旧関連緊急事業(復緊)として、18年度当初予算案に13億9536万2000円を計上する方向で調整に入った。
17年7月の梅雨前線豪雨で甚大な被害を受けた西又川のほか、梅鉢川(十日町市)、相川川(長岡市)において、災害復旧と併せて改良工事を行うとともに、下流部の緊急的な整備を早期に実施したい考え。
計画によると、西又川(関連L=2・9キロ、復緊L=1・1キロ)では再度災害の防止を図ることを目的に、河道拡幅および築堤、護岸嵩上げ、橋りょう架替などを行う。梅鉢川(関連L=155・7メートル)に関しては下流の整備済み断面に合わせた改良(断面拡幅、河床縦断の整正等)により、流速の低減や河床の安定を図る。また、相川川(関連L=672・3メートル)は狭小断面の河積拡大や護岸嵩上げなどの改良復旧を実施していく。
事業期間については、西又川(復緊)が17年度から20年度までの4カ年。一方、西又川(関連)や梅鉢川、相川川は17年度から19年度までの3カ年を予定する。