中野区は、「中野駅新北口駅前エリア」を対象としたまちづくりで、都市基盤整備や大街区化を含む街区再編、土地の高度利用の誘導に向けた都市計画原案を3月までにまとめる。6月以降に計画案を提示し、2018年度内の都市計画決定につなげる。
中野駅新北口駅前エリアは、中野駅に隣接する中野サンプラザや区役所本庁舎などがある敷地約5・4f。区役所本庁舎の移転と中野サンプラザの再整備に伴い街区再編を計画。駅前に隣接する利便性の高いエリアとする。18年度に定める都市計画で、都市計画道路の整備や土地区画整理事業の実施に伴う都市基盤整備の前提を整える。新北口駅前広場を設置するとともに、公共交通機関の乗降機能や、ぺデストリアンデッキを設ける。
また同エリア内では、野村不動産(新宿区)を代表とする企業グループ、チーム中野100年(構成企業=野村不動産、住友商事、清水建設、東急不動産、ヒューリック)が事業協力者となり再開発事業を行う。収容人数1万人規模のアリーナや商業・業務・ホテルなどの機能を備えた多機能複合施設の整備を計画している。同事業による土地の高度利用や、面的な歩行者ネットワークの形成などについての都市計画手続きを20〜21年度をめどに進め、27年度の事業完了を目指す。
提供:建通新聞社