香川県土木部は、小豆島を一周するルートの整備に2017年度から取り組む。島内の各港を起終点とする最長で総延長82・4`をモデルルートに設定。ハード整備としてサイクリストが安全で快適に走行できるよう、距離や進行方向を明示した路面標示、標識設置などを整備する他、ルート沿道に休憩ポイントとなるサイクルオアシスを設定するなど、多言語でのパンフレットも作成する。
モデルルートは▽土庄港〜大部港20・5`▽大部港〜福田港12・1`▽福田港〜坂手港22`▽坂手港〜草壁港4・7`▽草壁港〜池田港9`▽池田港〜土庄港14・1`―の計6ルート、総延長82・4`。すでにルート設定に当たっての調査などは完了。年度内から順次、各ルートごとのおおむね1`ピッチで、路面標示や標識設置などの整備を行う。
また、全てのルートで見通しが悪く、カーブのきつい箇所では注意喚起のため、案内標識・路面表示による安全対策を行う。
近年、サイクリングなどによる観光が広がりを見せる中、小豆島を一周するルートを整備。周遊観光の促進と自転車の利用しやすい環境づくりが狙い。サイクリングルートには三都半島や二十四の瞳映画村を経由するオプションルートも設定している。
提供:建通新聞社